- ニュースで家事代行のわいせつ事件を見たんだけど、危険な仕事なの?
- 危険な目にあったときの対処法は?
- けっきょく、安心して働ける家事代行サービスはどこ?
こんな疑問にしっかりお答えする記事です。
未経験でも高時給で働ける家事代行サービスの仕事。
時給2,000円以上で働いている人もめずらしくありません。
一方、以下のような事件もありました。
家事代行のマッチングサイトは便利だけどついに事件が。
サービスが世間に広がっていくのは喜ばしいけどトラブルも増えていくのは明らか。
一社のみで対応せず、業界全体で知恵を出しあって具体策を出してほしいですね。
今のままだと怖くて誰も働かなくなっちゃいます😱https://t.co/zaR0f1HROu
— 梶原エイタ@家事代行ブロガー (@kdk_cafe) December 4, 2020
これは家事代行サービスのCaSy(カジー)でおきた性的ハラスメント。
密室で行う以上、どこの家事代行でも起こりえます。
どんな大手でも被害を完璧に防ぐことはできません。
しかし、事件や犯罪に巻きこまれないよう危険を回避することはできます。
結論としては
- 大手の信頼できる家事代行サービスで働く
- 不安に感じる依頼は断る
- 仕事の範囲外のことは受けない
要は、危険な状況になる前の段階から気をつけましょう、ということです。
記事を読み、安全に働くコツや対処法を頭に入れておけば、危険な目に遭う確率も低くなります。
また万が一危険な状況に陥っても、うまく切り抜けられるようになりますよ!
この記事が家事代行で働いてみたいけど不安だ・・・
という人の力になれば幸いです。
家事代行は危険?スタッフが感じる不安

家事代行スタッフの感じる不安といえば以下のようなことが挙げられます。
- お客さまとはいえ、よく知らない男性と密室にいるだけで怖い
- 乱暴されたらどうしよう・・・
- 危険な仕事を頼まれないかな
なかでも「一人暮らし男性宅へいくこと」に抵抗のあるスタッフは多いようです。
(ソースは実際にうちで依頼した家事代行サービスのスタッフさん)
反対に「まったく気にしない」という方もいます。
もし自分がスタッフだとしたら、同じように最初は不安になると思います。
家事代行サービス中におきたわいせつ事件
2020年9月、家事代行サービスCaSy(カジー)でキャストが性的ハラスメントに遭う事件が発生しました。
元記事はこちら
家事代行サービスで「密室の性被害」どう防ぐ…AV見始め全裸になる顧客も
要約すると
一人暮らし男性宅へ訪問
男性客は部屋で服を脱ぎ始め入浴
その後、腰に手ぬぐいを巻いた姿でAV鑑賞
動揺しつつも掃除を続けていると、全裸で話しかけられる
一度は追い払うも自慰行為をしながら迫ってくる男性
「会社に連絡する」といって部屋を脱出
その後、スタッフの女性は自己判断で110番。
しかし、自宅なので「公然わいせつ罪」にあたらず、男性に対しては警察からの厳重注意のみで終了。
女性スタッフは心に大きな傷を負い、それ以降働けなくなってしまいました。
e-KYC/本人確認APIサービス「TRUSTDOCK」を導入
報道から数日後、CaSyは「TRUSTDOCK」を導入しました。
CaSyの利用者とキャスト双方の
- 本人確認
- 反社会的勢力との関与履歴
- 犯罪歴の有無等の確認
図解にすると以下のような感じ。
出典:CaSy
これにより利用者、キャスト双方の安心や安全対策も強化。
またこれ以外にも犯罪行為を予防、早期検知する仕組みを複数実施しています。
家事代行スタッフとして安全に働くコツ3つ

それでは、少しでも危険を回避するために、家事代行スタッフとして安全に働くコツ3つをご紹介します。
- 直接雇用している大手で働く
- 不安に感じる依頼は断る
- 家事代行の範囲外のことは受けない
コツ1 直接雇用している大手で働く
逆の言い方をすれば、マッチングサービスではない家事代行で働きましょうということです。
理由は、トラブルが発生したときに会社が間(仲裁)に入ってくれるから。
直接雇用とマッチングサービスには以下のような違いがあります。
直接雇用 | マッチングサービス | |
雇用形態 | パート・アルバイト | 個人事業主 |
給与 | ○ | ◎ |
担当マネージャー(社員) | あり | なし |
トラブル対応 | 運営会社が対応 | 依頼主、スタッフ間で解決する必要あり |
損害賠償保険 | ○ | △(無い会社もある) |
家事代行サービス | ベアーズ・ダスキン等 | CaSy・タスカジ等 |
直接雇用は担当マネージャー(社員)が依頼者とスタッフのマッチングを行います。
さらに依頼者との事前打ち合わせ、初回のサービスにも同席します。
一方のマッチングサービスには担当社員は関与しません。(その分、給与がいい)
給与の高さより安全・安心を優先するなら直接雇用、さらになるべく大きな会社で働きましょう。
コツ2 不安を感じる依頼は断る
とくに「一人暮らしの男性宅」が不安、または行きたくないのであれば面接の時点で伝えましょう。
会社側も早めに言ってもらった方が助かります。依頼者とスタッフのマッチング業務もありますからね。
また、「2名体制ならOK」「男性の不在時ならOK」という条件を付けるのもあり。
いずれにしても、不安で気持ちよく働けそうにないと思った依頼は断りましょう。
コツ3 家事代行の範囲外のことは受けない
家事代行サービスの範囲外のことは受けないようにしましょう。
- ハウスクリーニングに該当する作業
- 高級家具や高級衣料・貴金属の手入れ
- 直接カラダに触れる行為
- 高所作業
- 重量物の運搬
- 炎天下での屋外作業や車の運転
- ペットの放し飼い状態でのサービス
- 未就学児、中学生以下の子供しかいない状況でのサービス
上記はどの家事代行サービスの利用規約でも「できない」とされていることばかり。
働き始めてからも、自分では判断できないと思ったら勝手に始めず、会社に確認するのを忘れずに。
家事代行サービス中に危険を感じたときの対処法3つ

あなたが気を付けていたとしても、危険目に遭ってしまうことも考えられます。
そんなときの対処法をご紹介。頭の片隅に入れておいでくださいね。
- 会社に電話
- とにかく脱出
- 警察に通報
対処法1 会社に電話
現場で少しでも違和感や危機感をおぼえたら、会社にすぐ電話しましょう。
「会社から至急連絡するよう、メッセージがきたので電話をかけてきます」
このように、お客さまに断りをいれてから外に出ればOK
ポイントは「電話をしてきてもいいですか?」と疑問形ではなく「電話をかけてきます」と断定口調にすること。
対処法2 とにかく脱出
違和感どころではなく、身の危険を感じたらすぐにその場から脱出しましょう。
「電話してきます」という余裕もなければ、何も言わずしれっと外に出てください。
とにかく距離を取ることが大切です。
現場から十分離れたら、会社に電話して状況説明してください。
対処法3 警察に通報
違和感や危機感というレベルではなく、実際に手を出された場合は会社ではなく警察に通報です。
例えば「押し倒される」、「抱きつかれる」などはどう考えても犯罪(暴行罪)。
そんなとき、会社に電話などと悠長なことは言ってられません。
なんとか外に出て、警察に通報してから会社に連絡すればいいです。
家事代行の仕事が安全な理由3つ

ここまでは危険性や対処法についてご紹介しましたが、基本的に家事代行の仕事は安全です。
(こんなに危険だと煽っておいてなんですが笑)
しっかり理由があるので、一つずつ見ていきましょう。
- 運営会社が利用者の身分を確認済み
- 仕事の範囲は自分で決めれる
- 会社のサポート
理由1 運営会社が利用者の身分を確認済み
家事代行サービス運営会社は、利用者の個人情報をしっかり把握しています。
CaSyの導入した「TRUSTDOCK」のように、利用者の過去の犯罪歴も確認できるシステムも。
また雇用派遣型の家事代行では、サービス前に社員が依頼者と打ち合わせするなど、人柄などチェックしてくれます。
理由2 仕事の範囲は自分で決めれる
家事代行の仕事はサービス内容や働くエリア、働く時間を調整できます。
面接や働き始めたあと、どちらでもいいので会社に伝えれば対応してくれますよ。
例えば
- 料理は作らず掃除のみOK
- 男性客NG
- 夕方〜夜間はNG、12〜15時まで
- 移動時間30分以内
- 残業NG
こんな風にカスタマイズすれば、安心して働けますね。
理由3 会社のサポート
万が一のトラブルにも会社がサポート(担当マネージャーなど)してくれます。
ただし、直接雇用している会社に限ります。
個人間で契約するマッチングサービスの対応は正直、期待しない方がいいでしょう。
理由は依頼主とスタッフ間で問題解決する必要があるからです。運営会社は基本、介入しません。
なので安心して働きたい、という方には直接雇用の家事代行がおすすめです。
安心して働ける家事代行サービス3選

最後にスタッフサポートの手厚い、安心して働ける家事代行サービスを3つご紹介します。
紹介する会社は大手で直接雇用なのはもちろん、「家事代行サービス認証認証事業者」です。
その1 ベアーズ

はじめにご紹介するのは、業界最大手のベアーズです。
ベアーズレディ(スタッフ)は全国に16,000人以上、採用から教育、コールセンターまですべて自社で行っています。
スタッフの大半は未経験スタートですが、研修に力を入れているので安心です。
またフォロー体制も充実しています。
営業担当と教育担当があなたをダブルフォロー。
お客さま、働き方についてなんでも相談できる環境が整っています。
その2 ミニメイド・サービス

ミニメイド・サービスは1983年創業、日本初の家事代行サービスです。
2018年には人材サービス大手「フルキャストHD」が買収し、経営基盤がより強固になりました。
入社後のスタッフフォローも手厚く、定期的なヒアリングの実施や、気軽にメール相談できる窓口を設置するなどしています。
また毎月、社内会報を発行し情報共有。
依頼主宅への初訪問も専門コンサルタント(社員)が同伴するので安心ですよ。
その3 ダスキンメリーメイド

みなさんご存知のダスキン。家事代行サービスは「ダスキンメリーメイド」という名称です。
ダスキンメリーメイドの安心して働けるポイントは、基本的に「2名1組のチーム制」ということ。
1人で仕事をするよりずっと安全です。
また数日間の研修もあるので、未経験の方でもしっかり働けるようになります。
家事代行は危険じゃない!信頼できる会社で働こう

実際にわいせつ事件が発生した以上、「家事代行の仕事は絶対安全です」と言うことはできません。
しかし、危険な目に遭わないよう対処することで、安全性を高めることはできます。
安全に働くコツ
- 直接雇用している大手で働く
- 不安を感じる依頼は断る
- 家事代行の範囲外のことは受けない
危険を感じたときの対処法
- 会社に電話
- とにかく脱出
- 警察に通報
家事代行の仕事が安全な理由
- 運営会社が利用者の身分を確認済み
- 仕事の範囲は自分で決めれる
- 会社のサポート
とくに大切なのが、「不安を感じる依頼は断る」こと。
仕事に慣れ、心に余裕をもつことができたら少しずつ依頼を受ければいいと思います。
仕事のやりがいやお金も大事ですが、いちばん大事なのはあなたが安全に気持ちよく働くことですから。
この記事がこれから働く人の参考になれば幸いです。
以下の記事では家事代行スタッフの仕事内容を解説しています。

家事代行スタッフの求人まとめ記事はこちら。


