- ニュースで家事代行のわいせつ事件を見たんだけど、危険な仕事なの?
- 危険な目にあったときの対処法は?
- けっきょく、安心して働ける家事代行サービスはどこ?
このような疑問を解決する記事です。
未経験でも高時給で働ける家事代行サービスの仕事。時給2,000円以上で働いている人もめずらしくありません。
一方、以下のような事件もありました。
そして記事が出たことにより逮捕・起訴につながった可能性があるケースも。こちらもBusiness Insider
家事代行サービスで「密室の性被害」どう防ぐ…AV見始め全裸になる顧客も https://t.co/yitaOFAJXu
↓
家事代行訪問中に「AV見て自慰行為」の客を略式起訴、抑止力は働くかhttps://t.co/7ISopvCd6N— 中野円佳@新刊『教育大国シンガポール』 (@MadokaNakano) May 11, 2022
これは家事代行サービス「CaSy(カジー)」でおきた性的ハラスメント。
密室で行う以上、どこの家事代行でも起こりえます。大手でも被害を完璧に防ぐことはできません。しかし、危険を回避することは可能。
記事を読み、安全に働くコツや対処法を頭に入れておけば、危険な目に遭う確率も低くなります。また、万が一危険な状況に陥っても、うまく切り抜けられるようになりますよ!
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家事代行は危険?スタッフが感じる不安
家事代行スタッフの感じる不安といえば、以下のようなことが挙げられます。
不安の声
- お客さまとはいえ、よく知らない男性と密室にいるだけで怖い
- 乱暴されたらどうしよう・・・
- 危険な仕事を頼まれないかな
なかでも「一人暮らし男性宅へいくこと」に抵抗のあるスタッフは多いようです。ソースは実際にうちで依頼した、家事代行サービスのスタッフさん。
反対に「まったく気にしない」という方もいます。もし、自分がスタッフだとしたら、同じように最初は不安になると思います。
家事代行サービス中におきたわいせつ事件
2020年9月、家事代行サービス「CaSy(カジー)」でキャストが性的ハラスメントに遭う事件が発生しました。
元記事はこちら。
≫ 家事代行サービスで「密室の性被害」どう防ぐ…AV見始め全裸になる顧客も
要約すると次のような流れ。
一人暮らし男性宅へ訪問
男性客は部屋で服を脱ぎ始め入浴
その後、腰に手ぬぐいを巻いた姿でAV鑑賞
動揺しつつも掃除を続けていると、全裸で話しかけられる
一度は追い払うも自慰行為をしながら迫ってくる男性
「会社に連絡する」といって部屋を脱出
その後、スタッフの女性は自己判断で110番。しかし、自宅なので「公然わいせつ罪」にあたらず、男性に対しては警察からの厳重注意のみで終了。
女性スタッフは心に大きな傷を負い、それ以降働けなくなってしまいました。
e-KYC/本人確認APIサービス「TRUSTDOCK」を導入
2021年3月3日、CaSyは「TRUSTDOCK」の導入が完了しました。
利用者とキャスト双方に対しての確認事項
- 本人確認
- 反社会的勢力との関与履歴
- 犯罪歴の有無等の確認
図解にすると以下のような感じ。
出典:CaSy
これにより利用者、キャスト双方の安心や安全対策も強化。また、これ以外にも犯罪行為を予防、早期検知する仕組みを複数実施しています。
なお、本人確認が必要になる依頼者は以下のとおり。
- 2021年3月3日以降に初回のサービスを依頼する方
- 過去1年ご利用がなかったお客様で、改めて依頼を出される方
3月3日以前から継続的に利用している依頼者は、CaSy側で必要と判断した場合のみ、公的身分証の提示をお願いするとのことです。(出典:CaSy)
家事代行スタッフとして安全に働くコツ3つ
それでは、少しでも危険を回避するために、家事代行スタッフとして安全に働くコツ3つをご紹介します。
- 直接雇用している大手で働く
- 不安に感じる依頼は断る
- 家事代行の範囲外のことは受けない
直接雇用している大手で働く
逆の言い方をすれば、マッチングサービスではない家事代行で働きましょう、ということです。
理由は、何かしら問題が発生したときに会社が間(仲裁)に入ってくれるから。
直接雇用とマッチングサービスには以下のような違いがあります。
直接雇用 | マッチングサービス | |
雇用形態 | パート・アルバイト | 個人事業主 |
給与 | ○ | ◎ |
担当マネージャー(社員) | あり | なし |
対応 | 運営会社 | 依頼主、スタッフ間で解決する必要あり |
損害賠償保険 | ○ | △(無い会社もある) |
家事代行サービス | ベアーズ・ダスキン等 | CaSy・タスカジ等 |
直接雇用は、担当マネージャー(社員)が依頼者とスタッフのマッチングを行います。さらに、依頼者との事前打ち合わせ、初回のサービスにも同席します。
一方、マッチングサービスでは担当社員は関与しません(その分、給与がいい)。
給与の高さより安全・安心を優先するなら、スタッフを直接雇用している大きな会社で働きましょう。
不安を感じる依頼は断る
とくに「一人暮らしの男性宅」が不安、または行きたくないのであれば面接の時点で伝えましょう。
というのも、会社側も早めに言ってもらった方が助かります。依頼者とスタッフのマッチング業務もありますからね。
また「2名体制ならOK」「男性の不在時ならOK」という条件を付けるのもあり。いずれにしても、不安で気持ちよく働けそうにないと思った依頼は断りましょう。
家事代行から恋愛にはつながりにくい理由
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家事代行の範囲外のことは受けない
家事代行サービスの範囲外のことは受けないようにしましょう。
家事代行のできないこと
- ハウスクリーニングに該当する作業
- 高級家具や高級衣料・貴金属の手入れ
- 直接カラダに触れる行為
- 高所作業
- 重量物の運搬
- 炎天下での屋外作業や車の運転
- ペットの放し飼い状態でのサービス
- 未就学児、中学生以下の子供しかいない状況でのサービス
上記は、どの家事代行サービスの利用規約でも「できない」とされていることばかり。
働き始めてからも、自分では判断できないと思ったら勝手に始めず、会社に確認するのを忘れずに。
対処法はこちらで解説
≫ 「家事代行を辞めたい…」と思う瞬間11選!辞めたいと思ったときの対処法5つも解説
家事代行サービス中に危険を感じたときの対処法3つ
あなたが気を付けていたとしても、危険な目に遭ってしまうことも。そんなときの対処法をご紹介。頭の片隅に入れておいでくださいね。
- 会社に電話
- とにかく脱出
- 警察に通報
会社に電話
現場で少しでも違和感や危機感をおぼえたら、会社にすぐ電話しましょう。
「会社から至急連絡するよう、メッセージがきたので電話をかけてきます」このように、お客様に断りをいれてから外に出ればOK
ポイントは「電話をしてきてもいいですか?」と疑問形ではなく、「電話をかけてきます」と断定口調にすること。
とにかく脱出
違和感どころではなく、身の危険を感じたらすぐにその場から脱出しましょう。
「電話してきます」という余裕もなければ、何も言わずしれっと外に出てください。とにかく距離を取ることが大切です。
現場から十分離れたら、会社に電話して状況説明してください。
警察に通報
違和感や危機感というレベルではなく、実際に手を出された場合は警察に通報です。例えば「押し倒される」「抱きつかれる」等はどう考えても犯罪(暴行罪)。
そんなとき、会社に電話などと悠長なことは言ってられません。なんとか外に出て、警察に通報してから会社に連絡すればいいです。
家事代行の仕事が安全な理由3つ
ここまでは、危険性や対処法についてご紹介しましたが、基本的に家事代行の仕事は安全です。(こんなに危険だと煽っておいてなんですが・・・)
しっかり理由があるので、一つずつ見ていきましょう。
- 運営会社が利用者の身分を確認済み
- 仕事の範囲は自分で決めれる
- 会社のサポート
運営会社が利用者の身分を確認済み
家事代行サービス運営会社は、利用者の個人情報をしっかり把握しています。
CaSy(カジー)の導入した「TRUSTDOCK」のように、利用者の過去の犯罪歴も確認できるシステムも。
また雇用派遣型の家事代行では、サービス前に社員が依頼者と打ち合わせするなど、人柄などチェックしてくれます。
家事代行の利用者についてはこちら
≫ 家事代行サービス利用者の55%が世帯年収700万以上!実態を解説
仕事の範囲は自分で決めれる
家事代行の仕事は、サービス内容や働くエリア、働く時間を調整できます。面接や働き始めたあと、どちらでもいいので会社に伝えれば対応してくれますよ。
- 料理は作らず掃除のみOK
- 男性客NG
- 夕方〜夜間はNG、12〜15時まで
- 移動時間30分以内
- 残業NG
こんな風にカスタマイズすれば、安心して働けますね。
会社のサポート
万が一問題が発生しても、会社がサポート(担当マネージャーなど)してくれます。
ただし、直接雇用している会社に限ります。個人間で契約するマッチングサービスの対応は正直、期待しない方がいいでしょう。
理由は、依頼主とスタッフ間で問題解決する必要があるからです。運営会社は基本、介入しません。
ですから、「安心して働きたい」という方には直接雇用の家事代行がおすすめです。
個人契約についてはこちら
≫ 家事代行・家政婦の個人契約はあり?依頼主・スタッフ目線で解説
安心して働ける家事代行サービス3選
最後にスタッフサポートの手厚い、安心して働ける家事代行サービスを3つご紹介します。
紹介する会社は、大手で直接雇用なのはもちろん「家事代行サービス認証認証事業者」です。
Bears(ベアーズ)
はじめにご紹介するのは、業界最大手のベアーズです。
ベアーズレディ(スタッフ)は全国に58,000人以上、採用から教育、コールセンターまですべて自社で行っています。
スタッフの大半は未経験スタートですが、研修に力を入れているので安心です。
またフォロー体制も充実しています。営業担当と教育担当があなたをダブルフォロー。お客さま、働き方についてなんでも相談できる環境が整っています。
ベアーズの求人についてはこちら
≫ 家事代行ベアーズの求人まとめ!働くメリット7つを解説
ミニメイド・サービス
ミニメイド・サービスは1983年創業、日本初の家事代行サービスです。
2018年には人材サービス大手「フルキャストHD」が買収し、経営基盤がより強固になりました。
入社後のスタッフフォローも手厚く、定期的なヒアリングの実施や、気軽にメール相談できる窓口を設置するなどしています。
依頼主宅への初訪問も専門コンサルタント(社員)が同伴するので安心ですよ。
体験談はこちら
≫ ミニメイド・サービスの口コミや評判は?メリット5つとデメリットを解説
ダスキンメリーメイド
みなさんご存知のダスキン。家事代行サービスは「ダスキンメリーメイド」という名称です。
ダスキンメリーメイドの安心して働けるポイントは、基本的に「2名1組のチーム制」という点。1人で仕事をするよりずっと安全です。
また、数日間の研修もあるので、未経験の方でもしっかり働けるようになります。
口コミはこちら「ダスキンメリーメイドの家事代行サービスとは?口コミ・評判を調査」をご覧ください。
家事代行は危険じゃない!信頼できる会社で働こう
実際にわいせつ事件が発生した以上、「家事代行の仕事は絶対安全です」と言うことはできません。
しかし、危険な目に遭わないよう対処することで、安全性を高めることはできます。
おさらいです。
安全に働くコツ
- 直接雇用している大手で働く
- 不安を感じる依頼は断る
- 家事代行の範囲外のことは受けない
危険を感じたときの対処法
- 会社に電話
- とにかく脱出
- 警察に通報
家事代行の仕事が安全な理由
- 運営会社が利用者の身分を確認済み
- 仕事の範囲は自分で決めれる
- 会社のサポート
とくに大切なのが「不安を感じる依頼は断る」こと。仕事に慣れ、心に余裕をもつことができたら、少しずつ依頼を受ければいいと思います。
仕事のやりがいやお金も大事ですが、いちばん大事なのは「あなたが安全に気持ちよく働くこと」。
この記事が、これから働く人の参考になれば幸いです。
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