- 家事代行サービスを使ってみたいけどトラブル(盗難など)が気になる
- 防犯はどうすればいいの?
- 今までトラブルになった人の声も聞きたい
こんな悩みをしっかり解決する記事になります。
なぜなら、うちでも実践しており、これまで一度もトラブルに遭っていないからです。
記事前半ではトラブル5つを確認し、後半では未然に防ぐ方法・トラブル発生した際の対処法を解説します。
ご紹介する「トラブルを未然に防ぐ効果的な9つの方法」を実践すれば、不在時の家事代行サービスも気持ちよく利用できますよ!
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≫ 家事代行のサービス内容とは?どこまで依頼できるか解説
家事代行サービスのトラブル5つ
はじめに、家事代行サービスの代表的なトラブル5つを見ていきましょう。
- 料金関連
- スタッフとのコミュニケーション不足
- 作業・サービス内容
- 物損事故
- 盗難
料金関連
料金に関するトラブルは多いです。
理由は料金表示が会社ごとにバラバラだから。さらに、同じ会社の料金でも、プランによって1時間あたりの金額が異なります。
以下の表をご覧ください。
A社 | B社 | |
利用料金 | 3,000円(税込)/1時間 | 3,000円(税込)/2時間 |
最低利用時間 | 2時間〜 | 2時間〜 |
交通費 | 900円 | 900円 |
2時間依頼した合計金額 | 6,900円 | 3,900円 |
ぱっと見、どちらも利用料金は3,000円です。
しかし1時間あたりの料金が違うので、合計金額に3,000円の差がでています。なんだかわかりにくいですよね。
加えてプランの数も多く、各社オーダーメイドプランも取り扱っており、ますますややこしいんです。
依頼前の料金チェック項目
依頼前に以下の料金を確認しておきましょう。
- 1時間あたりの料金
- 最低利用時間
- スタッフの交通費(支払い方法も)
- 鍵の預かり料
- スタッフ指名料
- キャンセル料金
- 延滞料金
直接雇用型(ベアーズなど)であれば、担当マネージャー(社員)などが事前訪問し、料金の説明をしてくれます。
一方、マッチングサービス(タスカジ、CaSyなど)は担当マネージャーがいません。
依頼者自身で把握する必要があるので、上記のチェック項目はしっかり確認しましょう。
料金相場についてはこちらもご覧ください
≫ 家事代行サービスの料金相場は1時間2000円から4000円
スタッフとのコミュニケーション不足
スタッフとのトラブルにも、気を付けなければいけません。
「日経DUALの家事代行利用者に対するアンケート」によると、具体的に挙げられた不満の1位、2位は以下のようになっています。
1位:「スタッフが依頼内容を十分にこなしてくれない」(55.4%)
2位:「利用の際、依頼内容の伝達など、スタッフとの連絡がうまくいかずストレスになる」(32.1%)
要するに、「スタッフとのコミュニケーション不足」が原因というわけです。
これを防ぐには3つあります。
- コミュニケーションを十分に取る
- スタッフをはじめから指名できるマッチングサービスを利用
- 清掃スタッフ以外に担当マネージャー(社員)が付く、派遣雇用型の家事代行を利用
ただし、最終的にはあなたとスタッフの相性次第です。
はじめはスポット(単発)依頼し、ピンとくるスタッフさんが来たら、指名して定期依頼に切り替えましょう。
指名に関してはこちら
≫ 家事代行スタッフを指名するメリット3つとデメリット
作業・サービス内容
依頼者がスタッフの仕事に不満をもつケースです。
先ほど引用した「日経DUALの家事代行利用者に対するアンケート」の家事代行サービスへの不満第1位にもなっていましたね。
大きな原因は2つあります。
- 依頼者の指示があいまいで、スタッフが理解していない
- 掃除する時間が足りず最後まで終わらなかった
依頼者とスタッフの間で、しっかり打ち合わせできていれば不満もなかったかと。
つまり、根本的な問題は、先ほどのトラブル2と同じ「スタッフとのコミュニケーション不足」です。
どの範囲をどの程度キレイにしてほしいのか、具体的に箇条書きで伝えるなど、依頼者はスタッフに要望をはっきり伝えましょう。
「頼み方がよくわからない」という方は、こちらもご覧ください
≫ 家事代行の頼み方!上手に指示するコツ6つ【テンプレート付き】
物損事故
家事代行サービス中にお皿を割ってしまう、家具を傷つけてしまうといったリスクもあります。
家事のプロとはいえ人間ですからね。こういったトラブルに対応するべく、ほとんどの家事代行では「損害賠償保険」に加入しています。
それでも、特別思い入れのある品物や一点物の場合は、”気持ち”もあるので保険ではカバーできません。
特別な品物に関しては、スタッフが触れない場所に移動させておきましょう。
家具や大きなものはカバーを付けたり「これには触らないでください」と事前に伝えることが大切です。
盗難
他人を家の中に入れる以上、盗難リスクはあります。先ほども言いましたが人間ですからね。「魔が差す」ことがあるかもしれません。
とくに定期契約は、依頼主が不在中に家事代行サービスを行います。貴重品は必ず金庫にしまうか、あなた自身で持ち歩いた方が安心です。
家事代行のトラブルを未然に防ぐ効果的な9つの方法
それでは、「家事代行のトラブルを未然に防ぐ効果的な9つの方法」をご紹介します。
家事代行サービス初利用の人はもちろん、使い慣れている人でも参考になるはずです。
- 契約内容や料金をしっかり確認
- 依頼する範囲・内容を明確に
- 事前に写真を撮る
- 在宅する
- 貴重品は金庫へ入れる
- 防犯カメラを設置
- はじめはお試しプランにする
- 損害賠償保険の有無・条件を確認
- スタッフの採用・研修体制を確認
契約内容や料金をしっかり確認
依頼者とスタッフ、お互い勘違いしないよう、契約内容や料金をしっかり確認しておきましょう。
確認項目
- 掃除する場所の優先順位
- どの程度キレイにするか
- 延長料金・交通費やオプション料金
ベアーズやキャットハンド等の派遣雇用型であれば、コーディネーター(社員)が事前訪問するので、綿密に打ち合わせすることができます。
ところが、タスカジやCaSy(カジー)等のマッチングサービスにコーディネーターはいません。
ですので、チャットや初サービスの際に、清掃スタッフとしっかり打ち合わせする必要があります。
依頼する範囲・内容を明確に
掃除や片づけ、整理収納などは範囲(部屋の指定)を明確にしましょう。理由は、範囲を限定すれば小さな変化にも気づけるからです。
例えば「水回り4点のみ」「玄関と1階の和室のみ」というように、掃除する場所を指定するといいですよ。
片付け上手な家事代行はこちら
≫ 片付け上手な家事代行の選び方!見るべきポイントは3つだけ
事前に写真を撮る
掃除してもらう場所の写真を、事前に撮影しておくといいですよ。なぜかというと、掃除が終わってからだと、確認することができなくなるからです。
とくに細々したものが置いてある棚やクローゼット、テーブルの上などは必ずパシャっと撮っておきましょう。
また、盗難だけでなく破損した場合の証拠にもなります。事前に写真を撮るのはかなり有効です。
在宅する
家事代行サービス当日に在宅するという手もあります。というのも、余計な心配をしなくて済みますからね。
もちろん、スタッフをずっと見ている必要はありません。あなたは普段どおり過ごせばOKです(なかなか落ち着かないと思いますが 苦笑)。
貴重品は金庫へ入れる
金庫を持っている人は、貴重品をすべて中に入れておきましょう。多くの家事代行サービスでも金庫の利用を推奨しています。
持ち運びやすい数千円クラスから、どっしり数十万円クラスの金庫がありますが、一つあると便利ですよ。
とくにどっしりした金庫が目に付く場所にあると、ガードの高さをアピールできるのでオススメ!
防犯カメラを設置
あらかじめ「監視カメラ」を設置しておくのも効果的です。そのワケは、カメラと同じく万が一の時は動かぬ証拠になるから。
家庭用のそんなに高くない監視カメラでも、最近では高性能なものが多です。
監視カメラを設置するなら必ず家事代行の了承を得る
監視カメラを設置する場合、必ず家事代行会社やスタッフ同意の上で設置しましょう。
スタッフからすれば、室内にいきなり監視カメラがあったらまるで信用されていないようで嫌な気分になりますよね。
家事代行の会社にかならず事前相談し「カメラがあってもOK」なスタッフを派遣してもらいましょう。
最初はお試しプランにする
いきなり定期契約するのではなく、最初はお試しプランで利用しましょう。なぜかというと、スタッフとの相性やサービス内容を見極める必要があるから。
お試しプランは料金も安いので、可能であれば複数の業者に依頼してみるといいですよ。そのうえで比較検討し、定期依頼に切り替えるのがベスト。
お試しプランのある家事代行はこちら
≫ 【2022最新】お試しプラン(トライアル)のある家事代行サービス11社を比較
損害賠償保険の有無・条件を確認
家事代行会社の損害賠償保険の有無・条件を確認しましょう。というのも、保険内容や適用条件は会社ごとに異なるから。
また、家事代行マッチングサービスの中には、保険に加入していない会社もあります(原則、個人間の責任のため)。
万が一のためにも、事前にチェックしておくことをおすすめします。
スタッフの採用・研修体制を確認
あなたが依頼を検討している、家事代行サービスのウェブサイトから、スタッフの採用条件・研修体制をチェック!
そのワケは、スタッフの雰囲気や品質、会社の雰囲気がわかるから。
最近では家事代行サービスの需要も高まり、供給が追いついていません。人材確保に必死な会社も多いです。
なかには、十分な研修を受けていないスタッフが、現場デビューしているケースも。そうなると必然的にトラブルも増えてしまいます。
そういった家事代行サービスを避けるためにも、スタッフの採用条件等は要チェックです。
家政婦さんについてはこちら
≫ 家事代行サービスのスタッフはどんな人?年齢層やタイプを徹底解説
家事代行でトラブル発生した際の対処法
では、実際にトラブル(物損・盗難など)が発生した場合、どう対処すればいいのかを見ていきましょう。
- 家事代行サービスの運営会社に連絡
- 消費生活センターに連絡
- クーリング・オフを利用
家事代行サービスの運営会社に連絡
まずは、家事代行サービス会社に連絡しましょう。
伝えること
- トラブルの内容
- トラブル発生日時
- 写真や動画など証拠の有無
トラブルの内容を伝えたら、運営会社の返答を待ちましょう。もし、身の危険を感じるトラブルであれば警察に通報、そのあと運営会社に連絡すればOK
消費生活センターに連絡
はじめから消費生活センターや、国民生活センターに相談するのもアリ。
不信感を抱いてしまうと、家事代行サービス会社自体に相談したくない、という人もいるでしょうからね。
問い合わせ先は局番なしの「188」。相談すると的確なアドバイスをくれますし、仲裁に入ってくれるので非常に心強い存在です。
クーリング・オフを利用
家事代行サービスはクーリング・オフが適用されます。なぜかというと、依頼者が自宅で事業者と契約するのは「訪問販売」にあたり、特定商取引法が適用されるからです。
家事代行のトラブルに対して適切に対応しよう
今回は、家事代行のトラブルや対処法について解説しました。人間同士である以上、トラブルを100%防ぐことは厳しいです。
しかし、未然に防ぐ方法や正しい対処法を知っていれば、焦る必要ありません。
トラブルを未然に防ぐ方法
- 契約内容や料金をしっかり確認
- 依頼する範囲・内容を明確に
- 事前に写真を撮る
- 在宅する
- 貴重品は金庫へ入れる
- 防犯カメラを設置
- はじめはお試しプランにする
- 損害賠償保険の有無・条件を確認
- スタッフの採用・研修体制を確認
トラブル対処法
- 家事代行サービスの運営会社に連絡
- 消費生活センターに連絡
- クーリング・オフを利用
いちばん大切なのは、清掃スタッフや担当マネージャーと、しっかりコミュニケーションをとることです。そうすれば、認識のズレや勘違いもなくなるでしょう。
今回は全体的にネガティブな内容ですが、家事代行は本当に便利でありがたい存在です。まずは、「お試しプラン」でサービスを体験してください。
家事代行のメリット・デメリットはこちら
≫ 【完全解説】家事代行サービスのメリット9つとデメリット